『CLAYMORE』あらすじ/感想・見所について
「エンジェル伝説」などで有名な八木教広さんの『CLAYMORE』、人間を捕食する魔物を、銀髪銀眼の半人半妖の女戦士「クレイモア」が「妖魔」と呼ばれる化物を、背中に背負った大剣でザックザック倒していく倒すダークファンタジーを紹介していきます。
この記事を読めば、あらすじや見所を十分理解できる内容となっているので、是非最後までご覧ください。
『CLAYMORE』について
まずは『CLAYMORE』の設定やあらすじ・概要について紹介していきます。
作品の概要について
- ジャンル ダーク・ファンタジー
- 作者 八木教広
- 掲載誌 月刊少年ジャンプ
- 巻数 全27巻
八木教広先生は作品の度に作風ががらりと変わる、2018年から連載している『蒼穹のアリアドネ』はボーイミーツガールから始まる王道のファンタジー。この『クレイモア』は鬱展開のシリアスやバトル、『エンジェル伝説』巻き込まれ系の学園ギャグ漫画と毎回前作の面影をどこかに残しつつ別人のように作風が様変わりしていく。
あらすじ
古より人が「妖魔」に喰われる存在であったこの世界。人は長く妖魔に対抗する手段を持てずにいた…。だが背に大剣を背負い、妖魔と戦い続ける一人の戦士が現れ…。
中世ヨーロッパ的な世界を舞台に人間を捕食する人外の魔物「妖魔」と、妖魔を倒すために生み出された半人半妖の女戦士「クレイモア」…という導入、主人公の成長物語でもああリ、強い女の物語でもあり、途中と途中で伏線を回収し驚くような過去も明らかになっていきます。
『CLAYMORE』の見所3選(ネタバレなし)
シリアスかつ濃厚でダークファンタジーな世界観
『CLAYMORE』の根幹は、主人公の女戦士たちが「妖魔」に対抗するべく、身体に「妖魔」の血肉を埋め込まれた生体兵器となり戦う。主人公を含め戦士達も妖魔の血肉を取り込んだ半人半妖、忌み嫌われながらも人のために戦い抜く、そんな銀眼の魔女と呼ばれる戦士たちのお話。
登場人物の大半が女性だけどお色気要素は皆無で、始終死亡フラグと殺伐とした雰囲気が漂っているのが特徴でキャラが4にまくり、結構胸糞展開も多いそれだけにダークファンタジーとしては秀逸です。
ちなみに力を使いすぎると自身も「妖魔」になってしまったり凄惨な最期を迎える
個性的で魅力的すぎる登場人物
「CLAYMORE」の登場人物はほとんどが女ガラ悪い不良みたいなのもいたり、一癖あったりヤバイのもいたり、とにかくいろんな戦士がいる、登場人物の丁寧な心情描写と、予想を覆す展開に一気に引き込まれる
人として何かの為誰かの為に行動を起こすという事を、半人半妖のクレイモアという存在が行うという構図が実に面白い。物語終盤では怪獣大戦争も始まる
弱さを乗り越えようと必死に戦っている、「強い女」が好きな人にオススメしたい
主人公の目的は一貫して「復讐」にある
「大剣」や「妖魔」などの要素に加えて、「復讐」がテーマになっているから引き込まれる、大切なものを失いながらも意思を受け継いで戦い続ける姿がたまらない
物語は、激しく動くけど最初から最後まで主人公の目的は一貫して「復讐」にあり、人として何かの為誰かの為に行動を起こすという事を、半人半妖のクレイモアという存在が行うという構図が実に面白い。
とにかく敵が強く特にラストバトルで全てが繋がった瞬間の「こんなんどうやって倒すの?」から「あ…これ勝ったわ」になるカタルシスは素晴らしいの一言。
主人公が弱いんだけど「実は…」っえタイプには弱いのよね
まとめ
『CLAYMORE』を紹介しました。結構グロテスクな表現が多く、登場人物ズバズバ死ぬし、死に方も大抵凄惨で万人受けしない作品ですが、女性をとても凛々しく気高く描いていてクールな作品なのでオススメです、「容赦ないシリアスなダークファンタジー」が読みたい方は是非読んでみて下さい。