少年ジャンプ史上何がやりたいのか分からない2000年代後半の作品で 「斬」「タカヤ-夜明けの炎刃王-」「大泥棒ポルタ」『ツギハギ漂流作家』の打ち切り四天王作品が存在します。
その中から当記事ではこのジャンプクソ漫画の一角『ツギハギ漂流作家』 を紹介していきます、最後までご覧ください。
『ツギハギ漂流作家』について
まずは『ツギハギ漂流作家』の設定やあらすじ・概要について紹介していきます。
作品の概要について
- ジャンル 少年漫画、バトル漫画
- 作者 西公平
- 掲載誌 週刊少年ジャンプ
- 巻数 全3巻
未開での冒険を活写した「漂流録」を世に送り出す者達――漂流作家。漂流録は全出版物の95%を占めており、人気作家は引く手あまたの存在である。そんな中、国一番のボロ出版社・ソガノ出版に、漂流作家の神様「フジワラ・ノ・フヒト」の弟子を名乗る、吉備真備が現れ…!?
お話としては「未開の地を調査して執筆、世に知らしめる」というとても面白そうな題材の漫画になっています。
西公平の現在
西公平先生は今でも漫画家を続けており、2013年以降は『ハルタ』にて作品を発表していたり、集英社の学習漫画も描いています。
作風がガラリと変わっているので気付かないと思いますが、「九国のジュウシ」も西公平さんの作品です。この漫画は、大友家の家臣・高橋紹運が、オオカミに育てられた野生児・十四郎と出会ったことから始まる物語ですので是非読んでみて下さい。
『ツギハギ漂流作家』 のおもしろポイント
この漫画はワンピースやハンターのパクリと言われた糞漫画
この漫画の一番の問題点は、ゴムゴムの実を食べ海賊王を目指しそうな風貌をしている点にある。
作品の内容的にはワンピースってよりかは「作家」を題材に食材の発見が冒険記の出版に変わった初期のトリコという感じの内容、ただ、絵柄があまりにもワンピース、主人公のモンキー・D・ルフィが傘で戦うバトル漫画になっている。
作者の巻末コメントの心象が最悪
この漫画、作者が巻末コメントに余計な事を書いて叩かれたり、登場するキャラがどことなく他の有名漫画のキャラクターに似てたりと色々と評判が宜しくない。
批判を受けた2006年11号連載2回目の巻末コメント。
物が無くなる。耳かき・汁茶碗・靴下片方どこいった。S(スタッフ)に犯人がいるなら正直に名乗りでてほしい。<公平>
スタッフに盗難の疑いをかけるこのコメント、しかし実際に西公平先生はアシスタントに消しゴムを隠されるなどの嫌がらせを受けていたらしいです。作家コメントにそういう記載がありました。
2006年12号連載3回目のコメントがこれ。
マンションの隣上下全て空室なので騒音気にせず騒ぎ放題です。
ピーヒョロ!!<公平>
うん…
クソ漫画が生み出した最大の名言
主人公吉備真備(ルフィ似)が、「犬嫌い派と猫嫌い派にわかれて殺しあっている村人を止めるために最終回で叫んだセリフ」が某漫画に似ておりパクリと指摘され炎上。
どうしてお互いの欠点探して 傷つけ合ってばっかいるんだよ。百の罵声をあびせるよりも 好きなもん一つ、胸張って言える方がずっとカッコいいだろ、何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れよ!!!
この「何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れよ!」はワンピースのルフィのセリフではなく、「ツギハギ漂流作家」のセリフ。
- 左の画像が元のツギハギ漂流作家という漫画の一コマ
- 右がコラ画の一コマ 主人公がルフィに似すぎたから無理もない。
このセリフはルフィのコラ画像として広まったせいで、いつの間にかワンピースのセリフだとみんな勘違いしてるが 「ツギハギ漂流作家」が本家
ワンピースやハンターのパクリと言われて糞漫画の扱いだったので、このセリフは「作者がアンチに向かって言ってんじゃねーの」と言われていた。
グーグル画像検索かけるとルフィのコラのほうが先にくる現状むごすぎる
作品の完成度はいまいちだったものの、この台詞自体はなかなかの名言だったと思うので、覚えておいてほしい。
理由は分からないが時より異様に読みたくなる
『ツギハギ漂流作家』 を紹介しました。作品の完成度はいまいちの、名言全ぶり漫画。ポセ学ほどの不快感は無いので「クソ漫画」ではなく「つまらない漫画」に位置する作品だと思います。最後までご覧いただきありがとうございました、興味があれば読んでみて下さい。