感想/内容紹介『HELLSING』大英帝国vsバチカンvsナチ残党にカオスなセリフ回し!卍厨二万歳卍

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『HELLSING』あらすじ/感想・見所について

「ドリフターズ」「進め!!聖学電脳研究部」などで有名な平野耕太さんが描いた「吸血鬼」「ナチス」「ヴァチカン」が戦争をおっぱじめる…といういかにも面白そうな題材の作品の魅力をご紹介します。

この記事を読めば、『HELLSING』のあらすじや登場人物・見所を十分理解できる内容となっているので、是非最後までご覧ください。

 

合わせてどうぞ

 

 

『HELLSING』について

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(出典:HELLSING)

まずは『HELLSING』の設定やあらすじ・概要について紹介していきます。

 

作品の概要について

  • ジャンル 青年漫画、ダーク・ファンタジー
  • 作者    平野耕太
  • 掲載誌    ヤングキングアワーズ
  • 巻数 10巻
あらすじ

舞台は英国。吸血鬼による暴虐な事件が横行していた。そこで結成されたのが、反キリストのバケモノを狩る機関 王立国教騎士団 通称「HELLSING機関」。その一員である主人公 アーカードは吸血鬼討伐のエキスパート。彼自身も吸血鬼であり、銃で撃たれようと、首をもがれようとその肉体は不死身…

簡単に説明するとイギリスを舞台にヘルシング機関所属の最強の吸血鬼・アーカードと、新米婦警もとい新米吸血鬼セラスが、ナチスの残党、カトリック、ヴァチカンとバトルロイヤルを始める、なんでもあり厨二病ホイホイであり名言製造機のとても濃ゆい漫画です。

 

『HELLSING』はここが魅力

宗教戦争に最強のヴァンパイアが絡み、ナチスドイツが横槍を入れる

「HELLSING」は、最強の吸血鬼「アーカード」を中心にヴァチカン法王庁特務局第13課や、ナチス・ドイツの残党との抗争が展開され、やがて三つ巴の戦いに発展するという最高にクレイジーな物語です。

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(出典:HELLSING)

欧米で人気らしく、ナチ出まくりだがドイツでも普通に売られている。さすがにドイツでは、ハーケンクロイツとジークハイルには修正が入ったようだ…。

 

『HELLSING』に出てくる登場人物たち

主要キャラクターがほぼ全員狂ってる上に厨二、主要キャラクター(大半が美形)がほぼ全員何か(正義とか信仰とか戦争とか)に狂ってる上に厨二なんて言葉が霞むレベルに唯一無二の存在感があり、そんな彼らが発する「独特の台詞回しはセンスに溢れ、シビれさせてくれる。

独特なセリフ回しと狂気染みたキャラクターたちの在り方には心を鷲掴みにされる。この作品ほど一人ひとりのキャラに魅力を感じる作品は中々ない

 

吸血鬼アーカード

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(出典:HELLSING)

何をしても死なない最上位の吸血鬼のチート主人公。

その血に何百万もの命を取り込んだ実質不死身の化け物、無敵すぎて敵が可哀想になってくる。しかし行き過ぎたチート具合に足元をすくわれる。

ファンからは「旦那」と呼ばれてる。強い・怖い・(ほぼ)不死身の三点拍子の主人公だけど、主人公とは思えないほど残虐な殺し方をしたりする。

 

合わせてどうぞ

 

少佐

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(出典:HELLSING)

漫画史上に残る最高の悪役であり戦争マニアの狂人

ナチス残党の吸血鬼組織“ミレニアム”の首魁。部下からは総統代行と呼ばれている。殺すことが好きな殺人鬼ではなく、殺すも殺されるも味わいたい異常な戦争狂であり、最も弱い怪物で、最も強い人間。名演説や名言の数々を放つカリスマ的狂人、彼のファンになったオタクは数知れない。

作中、異様な存在感を放つカリスマキャラ

 

アンデルセン神父

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(出典:HELLSING)

教の最大教派『ローマ・カトリック教会』の神父

イかれた狂信者ではあるが、体系的で排外的な信仰と、漢らしさや部下への情愛、敵と味方の区別がはっきりしていて最後までそのスタンスがブレないのが魅力の一つ。バケモノの主人公が唯一認めた相手。だからこそ最後は切ない…何とも非人間的でありながら人間らしいキャラクター。

 

戦争、戦争、戦争/厨二心に刺さる数多の名言

とにかく主人公もライバルも軍民問わず殺して殺して殺しまくるし、戦争賛美以外には受け取れない台詞が山ほどあり唯一無二、独特な作画はもちろん、魅力的過ぎるキャラ達のウィットに富んだ会話、戦争に駆り立てる演説を行うシーンで使われた「戦争が目的の戦争」っていう概念を植え付けてくる

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(出典:HELLSING)

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(出典:HELLSING)

もうとにかく血飛沫の雨嵐って感じの作品ですが、前述した通り全編が名シーン名台詞と言っても過言でなく作品の見せ方、印象付け方、突き進み方が魅力的でとても多方面に影響を与えていると思います。

 

[HELLSING]はアニメ版ではなくOVA

 

「HELLSING」を映像で楽しみたい方は、作者がブチ切れたアニメ版ではなくovaを見る事をおすすめします、「視聴者と作者の怒りを買ったTVアニメ版の仇をとる」そう言わんばかりの忠実さで原作を再現しており、漫画を読んだ後、是非OVA版の少佐の演説を見てほしい、最高である「諸君、私は戦争が好きだ」アニメなどなかった。

 

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。『HELLSING』を紹介しました。HELLSINGはマイナー誌に掲載されていたことから知名度がいまいちな気がします、とにかく質が良い、魅力的なキャラに印象的なセリフ回しなど、厨二を煮詰めて煮詰めて濃い煮汁になるまで煮詰めた作品です。吸血鬼とかナチスとか軍隊とか刺激物が好きな人は読んでみて下さい。