『あせとせっけん』あらすじ/感想・見所について
ジャンプにて読みきり漫画を多数掲載、初連載「あせとせっけん」で「次にくる漫画大賞」を獲得し実写化もされ注目を集める「あせとせっけん」を紹介していきます。この記事を読めば、この作品のあらすじや見所を十分理解できる内容となっているので、是非最後までご覧ください。
『あせとせっけん』について
まずは『あせとせっけん』の設定やあらすじ・概要について紹介していきます。
作品の概要について
- ジャンル ラブコメ
- 作者 山田金鉄
- 掲載誌 週刊Dモーニング→モーニング
- 巻数 全11巻
あらすじ…
女性に絶大な人気を誇る化粧品&バス用品メーカー・リリアドロップに勤めるOL・八重島麻子(やえしまあさこ)は、重度の汗っかきなのがコンプレックス。デオドラント製品が手放せない生活の中、ある日、商品開発部の名取香太郎(なとりこうたろう)に、「君の体臭は素晴らしい!
新商品の石鹸開発のため、これから毎日、君のにおいを嗅ぎに来ます!」と言われてしまう。でも、においを嗅がれるのは、そんなに嫌でもなくて…。
題材が「フェチぃ」と特徴的だが、体温が上がる場面が多めに描かれる。匂い以外にもコンプレックスと向き合う姿が微笑ましい一風変わったラブコメ漫画になっています。
作者の山田金鉄先生は鬼滅の刃の初期を支えたアシスタントとしても有名
『あせとせっけん』の見所3選
次に『あせとせっけん』のおすすめの見所を厳選してご紹介します。
多汗女子と臭いフェチ男子のスーパー純愛ラブコメ
化粧品会社に勤める汗かきがコンプレックスな女性八重島麻子と、その女性のにおいからインスピレーションを得る石鹸デザイナー名取香太郎が織り成す大人の社内恋愛ラブコメ漫画
匂いフェチ(笑)と、奥手な女子の社内恋愛カップルが普通に「大人のお付き合い」している内容なのですが、でもなぜかハマッしまう。二人を応援したくなるような「ヒロインが成長していくのを見守る漫画」というのがこの作品のとくちょうになっている。
汗のこといじられた幼少期から自己肯定感が低めだった麻子さんが名取さんの誠実な人となりに段々と人間的にも明るくなっていく過程が最強
フェチズム溢れる作品
「汗かきな女性とその女性の匂いからインスピレーションを得る男性」という、大変フェチズム溢れる題材で、ヒロインが可愛く相手方男性は変態というバランスが良い。
匂いを嗅がれる恥じらい、コンプレックスの裏返り、好きなものへのテンションの高さと与えられる充足感などが、高い次元でまとまっている。青年誌なので題材の通り少しエロいですが、少女マンガ・女性マンガのラブコメ要素・青年マンガの全ての良い所がつまった漫画になっています
二人の掛け合いの初々しさ甘酸っぱくって素晴らしい。
題材とは裏腹にとてもピュアな恋愛モノの内容、社内恋愛物ならではの周囲への配慮や、恋敵とのエピソードも乗り越え、どんどん恋人らしくなっていく関係が深まっていく過程が丁寧で素晴らしい。
巻が進むとこれ以上なく甘々なイチャラブが展開されており、匂いを嗅ぐという行為はなんとも生々しいのに、初々しくて可愛い2人の関係性が素晴らしいです。
実写化も実現した『あせとせっけん』
『あせとせっけん』は実写化もされており、名取香太郎役は佐藤寛太、八重島麻子役は大原優乃W主演、漫画とは別作品のような仕上がりだが、もりもりギャグに振っていくことで実写化に成功している、ダクトから出てくる汗の匂いで白飯を書き込むシーンなど突っ込み所満載で面白いです。
漫画と違いエロに寄っていて原作だと絵柄も相まってぽわぽわしてた感じが一気に生々しくなっている。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。匂いと言うデリケートなフェチズムを絡めつつ、ゆっくりと、確実に深まっていく二人の恋愛が嬉し恥ずかしな感じの作品です。興味があれば読んでみて下さい。