感想/内容紹介『喰う寝るふたり住むふたり』男女両視点で描く同棲カップルのお話！

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『喰う寝るふたり住むふたり』あらすじ・感想・見所

『喰う寝るふたり住むふたり』というタイトルで、10年同棲している二人の男女の日常にスポットを当てているこの漫画、今までになかった設定のラブコメとして注目され、ドラマ化もされたこの作品の魅力をご紹介します。

この記事を読めば『喰う寝るふたり住むふたり』のあらすじや・登場人物、見所を十分理解できる内容となっているので、是非最後までご覧ください。

まったり系カップル同棲漫画『喰う寝るふたり住むふたり』のあらすじ
- 作品の概要について
- あらすじ
『喰う寝るふたり住むふたり』の登場人物たち
『喰う寝るふたり住むふたり』の見所について
- 男女双方の視点で日常を追う面白いつくり。
- 存在するのではないかと錯覚するほどリアルな描写
実写ドラマと原作の続編について
男女互いの視点から見る恋愛「喰う寝るふたり住むふたり」

まったり系カップル同棲漫画『喰う寝るふたり住むふたり』のあらすじ

f:id:ryocuu:20220317154338p:plain — (出典：喰う寝るふたり住むふたり)

まずは『喰う寝るふたり住むふたり』の設定やあらすじについてご紹介します。

作品の概要について

ジャンル：ラブコメ
作者：日暮キノコ
Twitter：日暮キノコ▶︎喰う寝る続2巻発売中🙌 (@higurashikinoko) | Twitter
掲載誌：『月刊コミックゼノン』
巻数：全5巻

日暮キノコ先生は、人間関係とか男女の感受性の違いとかそういったところを繊細に表現する漫画家さんで、編集者の「人間関係を描かせたら当代随一の作家」というコメント通り、作品を通して色んな思いが交差して人間関係が出来ている事を教えてくれます。

喰う寝るふたり住むふたり（1）

posted with ヨメレバ

日暮キノコノース・スターズ・ピクチャーズ 2012年11月

あらすじ

町田りつ子と野々山修一は交際10年、同棲生活8年目。恋人以上、夫婦未満の三十路直前カップル。そんなふたりに起こるちょっとした日常を男女両方の視点から描いた恋愛ザッピングストーリー。

主人公は高校生から付き合って10年同棲している二人の三十路直前のカップル、親や友達に結婚を急かされるも2人ともその気になれず…そんな日常を切り取り「彼氏側、彼女側両方の視点で描いたリアルなラブコメ作品」

『喰う寝るふたり住むふたり』の登場人物たち

『喰う寝るふたり住むふたり』は、恵まれた登場人物が良識のある普通の人たちばかりなので、2人の行く末を見守る観葉植物のような気持ちで読ます。では『喰う寝るふたり住むふたり』の登場人物を紹介します。

町田りつ子

f:id:ryocuu:20220317160142j:plain — (出典：喰う寝るふたり住むふたり)

10年以上付き合いながら結婚していない28歳の女性（彼女）

ショートカットの気の強い美人。野々山を「のんちゃん」と呼んでいる。OLでアクセサリーの商品企画をしている。酒好きで料理好き。

野々山修一

f:id:ryocuu:20220317160350p:plain — (出典：喰う寝るふたり住むふたり)

10年以上つきあいながら結婚していない28歳の男性（彼氏）

エベレスト印刷株式会社に勤める。釣りが趣味で、釣り具にお金をつぎ込んでしまうなど、性格は楽天的で優柔不断だが、彼女をことを真剣に考える姿にジ~ンとくる。

主人公の脇を固めるキャラクター

この作品は主人公のカップル以外にも、様々なキャラクターが登場する。

高校から仲の良い同級生、昔の彼女、会社の同僚に、すでに結婚している兄弟、高校時代の担任の先生など…サブキャラの視点で主人公を描いたり、サブキャラ独白エピソードがまたなんとなーくじんわり来る。

基本的に登場人物が恵まれすぎていて、貧しい国に生まれてテレビで先進国の暮らしを見たら、こういう気持ちになるんだろうなぁ、という気持ちになる。

貧しさや、治安の悪さ、そういう悩みが最初に来ない世界…とても平和な世界…

『喰う寝るふたり住むふたり』の見所について

『喰う寝るふたり住むふたり』には、この作品ならではの魅力がたくさんあります。その中でもおすすめのポイント何個かチョイスしてご紹介します。

男女双方の視点で日常を追う面白いつくり。

この漫画最大の魅力は、同じ出来事を「男側」の目線と「女側」それぞれの視点から描いている点にある。男女間の考えの違い、思ってても口に出せない事を描いていくという構成である事がこの作品を唯一無二のものにしている。

f:id:ryocuu:20220317160841j:plain — (出典：喰う寝るふたり住むふたり)

一見同じような内容でも彼女が知らない彼氏の葛藤、喧嘩した時も両側の視点がある。デートも両側。二人の歩み寄り、思い違い、彼氏には見えない彼女の優しさ、高校での出会いから、長ーい同棲期間を経て結婚までのストーリーが丁寧に描かれており、ほのぼのする一方「分かってるつもりな事」ってお互いあるよな…と、価値観て大事だなって思わされるし、両者の視点で違うエピソードになるから面白い。良い言葉がたくさん

その時々、瞬間を各々の心情を感じとれる作品になっています。

存在するのではないかと錯覚するほどリアルな描写

f:id:ryocuu:20220317161057p:plain — (出典：喰う寝るふたり住むふたり)

多少ご都合展開はありつつも、やたらにリアルなストーリーにどんどん引き込まれる。

社会人主人公だと異性化による感情の揺れ動き方も変わってくるし、加えて日常生活における男女の違いや、二人の葛藤がとても現実的で、リアルな生活感がとても良い

実写ドラマと原作の続編について

原作の続編について▼

【ＮＨＫ人x物x録　#小西真奈美『喰う寝るふたり住むふたり』】男女の些細なすれ違いを、交際10年、同棲8年のカップルそれぞれの視点で描いた作品でした。私が演じたりつ子（りっちゃん）の同棲相手・野々山修一（のんちゃん）役は……続きは https://t.co/AQItix1YqB #ＮＨＫ人物録 pic.twitter.com/GgcvRSlNmv

— ＮＨＫアーカイブス (@nhk_archives) 2018年9月4日

実写化しやすい作品なだけにすぐに実写化が決まり、2014年からNHK BSプレミアムにて放送されたが、小西真奈美と金子ノブアという原作とはだいぶイメージの違うキャステイングを始め、個人的にはあまり良い出来栄えとは思えなかったです。

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