『怒りのロードショー』を表紙買いして読みました。
新旧の名作映画について語るこの漫画は、映画愛に溢れたコメディに必要な要素を詰め込んだ素晴らしいエンターテインメント作品です。
当記事では、『怒りのロードショー』のあらすじや登場人物・作品の見所を僕の感想を交えてご紹介していくので、是非最後までご覧ください。
『怒りのロードショー』の基本情報▼
作品の概要▼
- 作者:マクレーン
- 掲載誌:web(ComicWalker)・「月刊コミックニート」
- 巻数:既刊2巻(2018年8月現在)
20秒で分かるあらすじ▼
映画オタクな男子高校生たちの尽きない映画語り。
「『コマンド―』と『ターミネーター』だけじゃシュワ愛が足りてねぇよ!」
「ゾンビは歩いてこそゾンビだな」
「スピルバーグの『宇宙戦争』は傑作だ!」
「部屋で『ロッキー2』を見てたら走りたくなったんだ!」
「『映画スイートプリキュア』は人気すぎてレンタルするのに2年も待った」
くだらない、タメにならない、映画愛にだけはあふれたムダ話の数々。
これが映画バカの青春だ!!
映画オタクの男子高校生4人とその周りの人々の映画ダベりを描いた作品。
シュールギャグに近い独特な物語構成がクセになる。
こんな人いる、確かにそこ気になってた!でふふっとなる連続
勉強になるし、幸せな気持ちになる映画漫画すぎる作品です。
映画オタ達の爆発的青春物語は必見。
映画オタク『怒りのロードショー』の登場人物▼
『怒りのロードショー』の登場人物はみんな映画好きで、めっちゃコアなネタを早口で語ったり、過激派がキレ散らかしたり、アンチやミーハーや好きになりたての子にオタクと濃すぎる面々なのが特徴です。
そんな彼らをご紹介していきますね。
シェリフ
シェリフくん(アクション映画ヲタ・シュワルツェネッガーの大ファン)
映画専門サブカル糞野郎たちの中でも、映画の話題となると特に暑くなるタイプ
ちなみにシェリフくんの妹が素直な映画ヲタで、救われる。
まさみ
まさみ(にわか アニメ好き ロリコン)
気持ち悪いところがあるけど眼鏡も髪型も似合ってるしイイ奴
こののメンツの中でこそ一番映画観てなくてバカにされがちな立ち位置だけど、「それでも私の30倍くらいは映画観てるよな…尊敬できる男だよ…」って思いながら読んでる
まさみは、見てるとほんと心が痛くなることがある(キモイ)。
村山
村山(全部否定から入るメジャー映画嫌いの皮肉屋)
実際いたら真っ先に嫌われるタイプだろうけど、作品の中では批判に関する理論も面白いしネタキャラとしても笑えるし最高。
目の前にいたら本気で張り倒してトラブルになる
ヒデキ
メンバーの暴走を止めたり仲裁したり冷静にツッコむ常識人でこの作品のバランサー
映画の楽しみ方や感想は人それぞれと言う穏健派、
映画の話題でもあまり出しゃばらないが、知識は豊富。
『怒りのロードショー』の見所
コメディ性もあり 、映画をネタにしたコメディ性もあり、登場常人物の表情やセリフも面白い『怒りのロードショー』の魅力を厳選して紹介します。
映画愛に溢れた漫画
映画が好きな高校生の話…なんですが、うんちく漫画じゃないです。
好きなジャンルも見てる本数もバラバラで肯定的だったり
否定的だったり様々な意見で素直にぶつかり合いでも…。
オタクが映画についてだべってる、どことなく「業」を感じる漫画。
映画好きじゃなくてもノリで読める
「映画」と言うジャンルを持って論じたり騒いだりする作品なので、映画好きには勿論おすすめできる、楽しめる作品なのですけど…
映画そんなに詳しくないけど不思議と面白い。
独特の作画さえ受け入れられれば、取っ付きやすいノリ。
内容も、映画好きじゃなくてもノリで読めるわかりやすい映画オタクトークで面白い。
映画、アニメ、漫画、作品を愛する全てのオタクに読んで欲しい。
批評は抑え、分かりやすくオススメ作品の魅力を紹介。
作者のチョイスが40歳の自分の映画遍歴にジャストフィットで凄く良い。
あまり触れられる機会の少ない、モノクロ映画時代の名作など、自分が小学生以後(80年代以後)の作品が多いというのがイイ。
映画のうんちく漫画なのに軽いのは、この作品の大きな魅力と言えます
総評:オタクを覗けるコメディ漫画
- ニワカしったかぶり
- 一般人
- 映画うんちくヲタ
- コマンドーとランボーだけ押すやつ
- ジョニー・デップカッコいいしか言わない女子
濃い作画に、などの登場人物を添え
オタクの自意識が痛々しすぎない程度に正確に描かれたギャグ。
恋愛要素のない放課後プレイ映画版みたいな作品
熱心な映画ファンではない層にも受け入れられている印象ある作品です。
興味があれば是非読んでみて下さいね。