視覚障害者が主人公のラブコメ『ヤンキー君と白杖ガール』あらすじ・感想【新しい形のラブコメ】

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この記事は『ヤンキー君と白杖ガール』 の感想・見所紹介記事です。

 

障害をテーマに社会からあぶれたヤンキーと弱視の少女の『障害者は特別じゃない」尊いと評判のラブコメ漫画『ヤンキー君と白杖ガール』 

 

視覚障害のことを知ってる方も、今まで関心の無かった人も楽しめる、読んだ人の心に何かを残してくれる素晴らしい作品だと思うのでシェア委していきたいです。

 

このページでは『ヤンキー君と白杖ガール』 の登場人物とあらすじ、見所を僕の感想を交えてご紹介していくのでぜひご覧ください。

 

 

作品情報▼

まずは大まかなあらすじなど、作品の情報を紹介していきます。

 

あらすじ 

簡潔に内容を話すと・・・タイトル通りですね。

回を重ねるごとに、障がいを持つ人のことや健常者でも抱える悩みや苦しみを書きつつ、ラブコメを交えて重苦しくない優しい世界で物語が進んでいく。

 

 

『ヤンキー君と白杖ガール』 の主な登場人物

作中で活躍する登場人物を紹介していきます。

 

黒川森生

「黒ヒョウのモリ」と言う通称を持ち、街を牛耳る最恐ヤンキー

最恐ヤンキーのはずだが、ヒロインの赤座ユキコ一目ぼれして以降はまるで犬

 

赤座ユキコ

盲学校に通う光がなんとか認識できるくらいの「弱視」の女の子

白杖が無いと街を歩けない。「見える」人とは風景が違う。

 

一見小柄でか弱そうだが、中身はたくましく、傍からみたら大胆で積極的に見えることもしばしば、黒川にぶつかった所から物語が始まっていく。 

 

橙野ハチ子/花男

黒川の子分のモブ

ずんぐり体型の「花男」、メカグレ属性の女子高生のハチ子 

 

『ヤンキー君と白杖ガール』 の見所

この作品の特に注目してほしいポイントを紹介していきます。 

 

重い題材をラブコメに昇華

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(出典:『ヤンキー君と白杖ガール』 )

 

ヤンキーが弱視の女の子に一目惚れ。世間から浮いた存在どうし理解し惹かれあう。

「障害」を一つの題材にしながらラブコメ部分はちゃんとラブコメしてる作品。

 

白杖を持つ視覚障害者の女の子を主人公にして、障害者と健常者との対立といった、大丈夫か心配になるほど際どいテーマを描きつつも、ほのぼのラブコメに収めていること

作者の手腕が凄いなと。小学校の道徳の教科書にしてもいいくらい。

 

恋物語を笑って楽しむうちに、色々考えさせてもらえる。

きっと読んで刺さる人は多いはず

 

弱視のひとの生活や必要なケアも描きつつ堅苦しくなく微笑ましいラブコメ作品

 

弱視という障害への理解が深まる。

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(出典:『ヤンキー君と白杖ガール』 )

 

視覚障害と他者の悪意という組み合わせ、協調性を持ちにくい人と見えない障害

いかに罪を犯した人がどう向き合うかなど、難しいテーマを扱っている。

 

障害者と健常者の理解され難いギャップを気の強い弱視ヒロインと心根は優しいヤンキーという社会弱者同士の恋愛から、周囲の人々が隠してた優しさを引き出す。

 

ヒロインを通して周囲の人達が世界を広げ、新しい気づきを得る流れ

ラブコメながら、弱視の子の家族のことやバリアフリーにもうまいこと絡めてかけているのが素晴らしい。今まで知らなかった白杖の方のことが理解できてきます。 

 

視覚障害をテーマに据えていてその部分の描写も非常に丁寧なんだけど、それだけに囚われていない凄く視野の広い作品。

 

面白さもさることながら、3巻には「目の見えない方にも内容がわかる音声ガイド」付きのボイスコミックが収録されている。新しい試み。

 

 

まとめ

 

笑いとキュンが多めですが、視覚障害に深く踏み込んでます。

普通に見えてる自分らが気づき得ない感覚が描かれてて非常にタメになってます。

 

それでいて登場人物がみんな優しく読んでて暖かい気持ちになります。弱視の方をお手伝いできる知識も、押し付けがましくなく、ラブコメとして成立させている作品です。

 

ほのぼのな中に弱視の人のリアルな世界があってオジサンは結構衝撃を受けるぞ

 

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