『ヨルムンガンド』は高橋慶太郎によって描かれた作品で2006年より、『月刊サンデージェネックス』連載がスタート、全11巻の作品です。
今回はヨルムンガンドの大まかなあらすじと見所についてまとめていきます。
どのようなお話で、どのような登場人物が出てきて、どう展開していくのか、僕の感想と一緒にネタバレを交えて紹介していきます。
『ヨルムンガンド』の魅力に迫る!
記念のガンアクション漫画を語る上で外せない一作となっている「ヨルムンガンド」
2006年から2012年まで連載、2012年にはアニメ化もされており、 11巻で完結した漫画を構成から演出から端々に導入されるジョークまで最高の形でアニメ化されています。
ヨルムンガンドの魅力はどのような点にあるのでしょうか⁉
あらすじや見所の順にまとめていきます。
ヨルムンガンドのあらすじ☑
「ヨルムンガンド」は、世界平和と武器の意義を題材に、武器によって親が殺された結果武器を憎んでる少年と、その少年を仲間に入れた武器商人のお話です。
武器商人の護衛として様々な事件に巻き込まれていく中で成長していく主人公
話を盛り上げる仲間から全幅の信頼を寄せられる白髪の美女と、個性の強いメンバーたち、怒涛の展開、そしておねショタ要素どれをとっても素晴らしい作品
『ヨルムンガンド』の見所!
武器商人のつり目長髪の女と色黒の無表情の少年兵のコンビ
主人公の『ヨナ』は銃などの武器を嫌う少年兵なのですが、ある出来事から武器商人の『ココ』とその仲間達と世界を旅して回ることになります。
ヨナとココのおねショタコンビが最高
世界平和のために世界を股にかけて武器を売る商人と、その護衛である少年兵
文面だけ見ると殺伐としてるけど、二人のやり取りは可愛い。
ラストのタイトル回収からのココの作戦に対するヨナの反応をどう受け取るかで、この作品の評価は分かれてくると思う。
2人を取り巻く凄腕の護衛
ヨルムンガンドには様々な個性を持った登場人物がストーリーを盛り上げます。
ソマリア内戦及び湾岸戦争を経験した元対テロ作戦を遂行するアメリカ陸軍の特殊部隊の隊員に、元爆弾処理、凄腕のスナイパー、元自衛官の日本人etc.…
キャラが一人一人個性と卓越した戦闘銀の腕物語牽引していく。
各巻でそれぞれ過去回想を挟んでくれるので、全てのキャラを好きになる事ができます
戦闘描写や駆け引き
戦闘の描写は超絶的に気合いが入っており、臨場感と迫力が凄まじい
燃える場面には、不測の事態であったり情勢の不利など不確定要素が入り盛り上げる
この作品は敵味方を問わずに「お仕事」として銃撃戦をやっているのが特徴としてある
上司と部下みたいな、タレント揃いの選手たちを適材適所で使う監督という、ココを監督として観るスポーツチーム的な作品として観ることもできる。
武器商人から描く戦争:メッセージ性
ガンアクションの素晴らしさは言わずもがなですが、メッセージ性もとても高い作品
世界の平和への皮肉とか矛盾の提示に、自分の世界との共感と非現実への夢が描かれる
「兵器がなくなっても戦争はなくならない」
作中の不意に出る言葉の一つ一つはまるで戦争や平和の本質を射抜いているよう。
武器商人という立場から戦争を終わらせるために「人間と軍事を切り離す」
「戦争のロジスティクス」そうした流れを先読みし計画を進めていくココ
最後は、「何を引き換えにしても平和を望むか」という選択を迫られる展開…
あとがき▼
今回は「ヨルムンガンド」のあらすじや見所面白い点、見所などを簡単にまとめました
この作品は、現在でも多くのファンが支えている作品です。
紛争、テロ、政治などの重い要素と、個性の強いキャラたちの軽い感じがマッチしてテンポ良くストーリーを展開、血みどろ、アクション、百合、哲学が一気に摂取できる
また登場人物の繊細な心情描写に戦闘では派手でありつつも緻密な戦闘で読者を魅了していきます。是非この機会に読んでみて下さいね。
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