漫画「約束のネバーランド」生き残りを掛けた脱走劇…あらすじやポイントを紹介

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漫画「約束のネバーランド」がなぜ人気漫画としてジャンプに君臨しているのか、未読の方向けにあらすじや、見所について紹介していきます。

 

幸せな孤児院で何不自由なく暮らしていたはずなのに実は自分たちは食用孤児だった…という惹かれる導入、サスペンス要素に、ワクワク・ドキドキの演出、伏線など、人気の三つを解明していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

漫画:「約束のネバーランド」の作品情報

 

漫画「約束のネバーランド」は週刊少年ジャンプで2016年から連載されている作品で、単行本は18巻が出版されています(2020年3月)。

 

身寄りのない子供たちが住む孤児院を舞台に、3人の天才を主人公に据えて、親(シスター)や敵としに選を繰り広げながら孤児院から脱走する大人気サスペンス漫画です。

 

アニメ:「約束のネバーランド」

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約束のネバーエンディングストーリーは、2019年にフジテレビでアニメ化されています

12話が放送され、制作はCloverWorksによって行われました。 

 

2021年の1月にはすでに2期の放送が決まっているなど高い評価を受け、アニメ化によってより開口を広げ多くのファンを獲得することに成功した作品です

 

アニメの恐怖演出は間違いなく漫画以上、素晴らしいアニメ化であった。

 

 

 

TVアニメ「約束のネバーランド」公式サイト

 

 

約束のネバーランドはどんなお話なのか?

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(出典:『約束のネバーランド』)

 

ここからは気になるあらすじと見所についてご紹介していきます。 

 

物語✅ 

色々な孤児が集まる「孤児院」・グレイス=フィールド(GF)では、院のシスターで「ママ」と慕われるイザベラのもとで、血縁関係はないが、幸せに暮らしていた。

この孤児院では、赤ん坊のころに預けられた子供を、特殊な勉強とテストにより育てあげ、6歳から12歳までの間に里親の元へと送り出す...と孤児たちは教えられていた。

 

そしてある日、里親が見つかり、外の世界に出ることになったというコニーが人形を置き忘れたため、主人公のエマと、ノーマンはそれを届ける為に後を追う。

しかし二人は、近づくことを禁じられていた「門」でコニーが食肉として出荷される瞬間を目撃することになる…

 

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(出典:『約束のネバーランド』)

 

真実を知った二人は、ドン、ギルダを仲間に引き入れ、孤児院からの脱獄計画をスタートさせる。

 

孤児院脱獄漫画

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(出典:『約束のネバーランド』)

 

鬼に食べられるため隔離されて育った孤児たちが脱走しようとする

子供達が不条理な運命に抗い、立ち向かうのがこの作品のキモとなるわけだが、海外ドラマ見てるみたいな伏線や展開にカタルシスが充満する面白さ。

 

プリズンブレイクのように戦略⇨失敗の繰り返しによるハラハラ感と

進撃の巨人のような未知の敵や、世界の謎への好奇心が重なっている造り

 

ジャンプらしくはないが、世界観設定がかなり作り込んでいるけどそれをひた隠しにしていて、永久に続きを読みたくなるスルメの様な作品となっていまう。

 

3人の天才主人公

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1歳の子供たちが自ら考えて敵か味方かもわからない、対抗策なんてわからない状態で脱走しようとしていく…という難儀なミッションに挑む3人の天才主人公

 

エマ

天真爛漫、元気はつらつな年長の女の子。

頭脳は友人のノーマンとレイには負けるが運動能力と学習能力で追いつく天才児。

 

ノーマン

優れた分析力と冷静な判断力を備えたGFハウス一の天才。

リーダーとして非情な顔を見せつつも、味方の犠牲を最小限に抑えるために知恵を絞り、自身を危険に晒す。穏やかな性格ながら強い意志を持つ。

 

レイ

天才・ノーマンと唯一互角に渡り合える博識で知恵者

一匹狼の雰囲気を常に纏っており、他のGFハウスの子ども達とは距離を取っていて、彼らに重大な秘密を隠している…

 

この3人の天才「ノーマン」「レイ」「エマ」を中心とし、34人の兄弟と共にこの施設からの脱出を目指す。

 

大人(シスター)との息を呑む心理戦

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(出典:『約束のネバーランド』)

 

醍醐味は子供と大人との腹の探り合い、心理戦。

大まさに1から10を知り何手も先を読むみたいな超絶ハイレベル心理戦が何より魅力

救いは子供同士の「信頼」が前面に立ってることが実はとても少年漫画的で面白い。

 

脱走計画の露見、出荷通告…衝撃展開の連続で観てて心が落ち着く暇も無い。

至る所に伏線が張り巡らされていて、次々と回収されていく快感を与え読者を虜にする

道が開けたと思いきや、地獄へと叩き落す。そんな展開が容赦なくやってくる。

 

全てを制御していたイザベラの底知れぬ恐ろしさ、途中から加わるクローネのキャラ

シスターは展開上間違いなく敵であるが、立場上敵にならざるを得なかった人間たちでもあり、実情は主人公たちと同様に“管理される側”の人間である所がこの作品の面白い部分であり、深みを与えている。

 

全貌の見えない壮大な物語の構図

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(出典:『約束のネバーランド』)

 

“食料”を供給されてるだけな上に全貌すら分かってない鬼社会

人を喰らう鬼がいる世界で、食用児として育てられる子供達の、自由と解放を目指す脱獄、世界が広がり続ける、閉鎖されてる世界の壮大なファンタジー。

 

裏の裏、そのまた裏を読む心理戦、駆け引き、ミスれば即アウトの緊張感、恐怖。

秀逸な伏線とか、世界の全貌が謎で読者に考察させる感じとか、主人公格の三人の頭脳は全員アルミンだったが、雰囲気は進撃の巨人に近い感じがする。

 

(漫画持ってる方はぜひカバー裏も)

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2期が始まる前に原作を追ってみては? 

 

今回は約束をご紹介しました。

実写化も決まり、2期ももうすぐ始まるので読んでない方は、ぜひこの読み応えのある漫画を読んでみて下さい。