皆さんは『エンバンメイズ』という漫画をご存知でしょうか?
ダーツを題材としたこの作品は奇抜な設定から一部で人気を集めている漫画です。
しかしまだ『エンバンメイズ』 を知らない方もいるでしょうから、今回はあらすじと合わせて僕が見どころを掘り下げていくので未読の方は是非参考にしてみて下さい
『エンバンメイズ』はダーツ漫画
漫画大国日本では漫画に触れる機会がたくさんあります
そんな中でで“ダーツ”を題材とした漫画は中々珍しいのではないでしょうか?
『エンバンメイズ』 はどんな設定で“ダーツ”を物語の中にどう組み込んでいるのか、
まずはあらすじから解説していきます。
『エンバンメイズ』のあらすじと見所✅
エンバンメイズはダーツとギャンブルをテーマにした漫画で、ダーツ漫画……はベースなだけで、敵も主人公も百発百中という能力カンスト状態から設定がスタートして、特殊ルールの中で登場人物が生・死をかけた心理戦を繰り広げます。
ダーツという物凄く作劇が難しそうなテーマで、出オチ感がありますが、プロットの技巧が素晴らしく、独自の世界観が広がっています。
主人公の烏丸徨
主人公は烏丸徨
両利きのダーツプレイヤーで、矢を3本まとめて投げて最高得点を取り、6本の矢を同時に投げ最高得点を記録するなど、投射技術は異次元で。通り名は「迷路の悪魔」
負け知らずの一流プレイヤーで主に裏社会で催される賭けダーツ場にてプレイしており、1巻は、賭けの餌食にされたドシロウト(女の子)の代打ちとして悪党をやっつけるところからスタートする
イケメンなのに顔芸がヤバいのも大きな魅力(笑)
見所まとめ✅
次に当作品の見所を端的に紹介していきます。
カンストした腕前同士で特殊ルールで勝負するデスゲーム
全員が常に満点をとれることを前提とした腕前のキャラクターたちが競うダーツ作品
主人公含めた登場人物は皆「絶対にダーツの的を外さない超技術」の持ち主
そのカンストした腕前同士で特殊ルールで勝負するデスゲーム
両者ガス室にいる。
144分後に毒ガスが致死量に至る。
ダーツを投げて1080点に至れば勝ち。
加点できないが18分自分の部屋のガスを止める権利、180点加点できるが18分相当のガスが自分の部屋に一気に流れる権利を交互に選んでゲームを進める
他にも手に針が刺さるリスクを背負いながら高得点を狙う勝負や、負ける権利を10億で売ったりと、ダーツよりは心理戦や、駆け引きに比重を置いた漫画となっている。
ゲス顔、顔芸の数々
スッキリとした綺麗な絵柄なのに、突如然現れる顔芸の数々は必見
ある種ギャンブル作品の醍醐味である、美貌なダーツプレイヤーである主人公のゲス顔を筆頭に、追い詰められたキャラの表情が最高なので変顔ソムリエの皆さんにも是非読んでいただきたい作品となっています。
作者は田中一行さん
『エンバンメイズ』 の作者は田中一行さんです。
話自体は荒い印象もあるものの、風呂敷のたたみっぷりとか、とても良い。
漫画の表現や画の圧力もお話と良く合っている開口の広い作品という印象です。
作者の独創性は「概念ドロボウ」でも健在です
この作品は、「自信」「幸運」「存在感」のような目には見えない概念を盗む能力者を捕まえる為に警察官が探偵に捜査協力をするという「有りそうで無い設定」のお話
『エンバンメイズ』が気に入ればこちらも読んでいただきたい
所感▼
『エンバンメイズ』 のあらすじや見所について説明していきました
読んで気づく。これはダーツじゃない。w
しかし、人死にの容赦のなさ、ヤクザやヤバい金持ちなどの裏社会の存在がありつつ主人公補正、心理戦、ありえない非現実バトルを押さえてる点がよい。
敵覆いこみ方、顔のアップとか構図とか、多分だけど嘘喰い意識している気がする
ダーツも勿論、それ以上にキャラクター同士の心理戦が好きな方におすすめです