内容/魅力紹介「ギャラリーフェイク」読めばきっと美術に興味を持つはず

f:id:ryocuu:20220105204343j:plain

ギャラリーフェイク」言わずと知れた美中t漫画の金字塔。

さすがの猿飛』『どっきりドクター』などで有名な細野不二彦さんの美術を題材にした作品、フェイク(贋作)専門のお店「ギャラリーフェイク」のオーナーであり、元メトロポリタン美術館のキュレーターである藤田を主人公とした美術漫画。

当記事では、「ギャラリーフェイク」の魅力をご紹介します。この記事を読めば、あらすじや登場人物・見所を十分理解できる内容となっているので、是非最後までご覧ください。

 

 

 

フェイクを見破る『ギャラリーフェイク』のあらすじ

f:id:ryocuu:20220105210409p:plain

まずは『ギャラリーフェイク』の設定やあらすじ・概要について紹介していきます。

 

作品の概要について

あらすじ

贋作専門の画廊、「ギャラリーフェイク」のオーナー、藤田玲司のもとに、衆議院議員の梶が、モネの「つみわら」の真作を売ってほしいと商談を持ちかけた。フジタは贋作だけではなく、裏では美術品のブラックマーケットに通じ、盗品や美術館の横流し品を取り引きしていることを知ってのことだった…。

表向きは贋作レプリカ専門のギャラリーフェイクを舞台に、オーナー藤田玲司が助手サラ・ハリファと共に様々な登場人物と様々な美術品を通じて世界を駆け巡り「美」を追い求める物語です。

 

ギャラリーフェイク』の見所3選(ネタバレ無し)

ギャラリーフェイク』では、骨太な物語に負けず劣らず「古美術」を前面に出した作風、魅力的な登場人物も多数登場します。ワクワクが止まらない作品『ギャラリーフェイク』のおすすめの見所を厳選してご紹介します

 

本物を見分ける主人公藤田を始め魅力的なキャラ

表では贋作専門の画商を営みながら、裏では盗品等のいわくつきの美術品を法外な値段で売りさばく「悪徳画商」ギャラリーフェイクのオーナー主人公藤田を筆頭に、脇役、ライバル、協力者、いずれのキャラも現実にはいなさそうな設定なのに表情や感情の動きに現実味や親近感があって魅力的、美術品を巡る様々な人間模様の描かれ方が秀逸!

f:id:ryocuu:20220105230758j:plain

(出典:ギャラリーフェイク)

何よりも常にスカした態度の主人公・藤田玲司が真作を見つけた時や真実に迫る時に見せる焦りと嬉しさを同居させた表情がとても良い顔なっている。

 

美術に関する豆知識

ギャラリーフェイク」は美術に対するうんちくと、それに関わる人々の物語を描いたどこから読んでも面白い漫画です。

f:id:ryocuu:20220105231940p:plain

(出典:ギャラリーフェイク)

絵画や作家にまつわるエピソードの塊で西洋絵画、東洋美術どころか陶芸、彫刻、古美術に至るまで各年代の美術史を網羅できる!歴史や知識は人を成長させる、物事には根元があり、過程のみでは知り得ないことが見えてくる。

美術が好きな人は是非とも読んで欲しい。

 

一話完結で秀逸

この漫画は、基本的にどの話からでも読めるのが利点でもあると思います。一話完結で時に深奥、時に軽妙な人間模様が描かれる

f:id:ryocuu:20220105230503p:plain

(出典:ギャラリーフェイク)

ギャラリーフェイク」は、『一話完結の職業モノ』として確立した手塚治虫の「ブラック・ジャック」の系譜と定義できる、でこぼこバディものとしてのストーリー展開、基本一話完結、主人公が凄腕、法外な報酬をふっかける、性格は悪いがなんだかんだ人情に厚い、パパみを感じる等共通点が多い。

名言も秀逸

f:id:ryocuu:20220105233332j:plain

(出典:ギャラリーフェイク)

 

【殿堂入り!】本当に面白いおすすめ青年漫画40選【人気の最新作から歴代の名作まで】 - nounashi.manga

 

まとめ 

最後までご覧いただきありがとうございます『ギャラリーフェイク』を紹介しました。美術作品絡みの事件が起きますのでミステリー好き、美術好きにおすすめの漫画です、普通に生きていれば知らないであろう知識が得られます。興味があれば読んでみて下さい。