当記事ではオススメの落語を題材とした漫画をご紹介していきます。
落語のにあまり馴染みがない方でも楽しんでいただけるような、落語を題材とした漫画を取り上げてみました。
是非この機会に日本の伝統芸能に“漫画”を通して触れてみて下さい。
うちの師匠はしっぽがない
あらすじ☑
いつか人間を化かしてみたいと夢見る、豆狸の女の子・まめだ。
少女に化けて大都会・大阪に繰り出し、黒髪の美女を化かそうとするが一目で見破られてしまう……!
落ち込むまめだに容赦なく「里に帰れ」と言い放った美女は、自分を「落語家」だと名乗り……?
田舎から出てきたおっちょこちょいの仔狸が、"術"ではなく"芸"で人を化かす噺家の師匠に憧れ、入門して修行していく物語。
「人間を化かしたい」美少女たぬきと凄腕落語家との師弟というエモい関係
落語に衝撃を受けたたぬきが、落語家に弟子入りし、「化かす」ことなく人間を手玉にとっていくために奮闘していく、という明るい世界観が愛おしい作品です。
落語の描写も独特で、その世界観にとても引き込まれる。
とても優しくも熱量のある作品。
落語心中
あらすじ☑
満期で出所の模範囚。
だれが呼んだか名は与太郎(よたろう)。
娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。
昭和最後の大名人・八雲(やくも)がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。
弟子など取らぬ八雲師匠。
惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?
服役を終えた元チンピラ・与太郎が落語の師匠八雲に弟子入りするお話。
落語を愛し、落語とともに生き、 落語と「心中」しようとする八雲の物語だが、最後は彼らを巡る芸や血の因縁が全て「継承」されて大団円を迎える。
落語のお話ですが、落語知らなくても楽しめます。
昭和最後の大名人・八雲が素敵な味を出し、様々な人間ドラマが落語界を中心に“粋”に描かれています。
師匠の過去のお話、弟子入りした男のお話入り乱れ、落語を軸に人のいろいろな形の情愛を紡ぐ構成が本当に素晴らしい作品。
落語を題材とした傑作漫画といえばこれ、是非一読んでみて下さい。
マンガでわかる落語
あらすじ☑
寄席の楽しみ方、古典落語のあらすじなど、はじめて落語を聞く予習に最適な“落語の楽しみ方”を、東大出身初の落語家である春風亭昇吉さんが解説。
落語の圧倒的な知識と噺家の経験値から繰り出される独自の解説で、楽しみながら落語の世界を理解できます。
芝浜、目黒のさんま、明烏…古典落語のあらすじをマンガでわかりやすく徹底解説した、小学生でも読める、落語がもっと面白くなる。知識ゼロからの落語攻略本
おいしい落語
内容紹介☑
毎度香り立つお話を一席。
誰もが知ってるあの落語から、聞かない人にはなじみの薄いあの落語まで。
名作落語を桐丸ゆいがよみやすく、わかりやすくコミカライズ!
食べ物にまつわる11の落語を綴った漫画。
カワイイ絵柄で楽しい落語が読めて、現役の落語家さんによる面白い解説付き、他にも隅々まで楽しい仕掛けのある作品です。
どうらく息子
落語家になるために26歳で弟子入りし、落語の世界を生きる青年の成長物語。
主人公が落語にハマっていく過程や演出が熱く、主人公の成長物語と落語のリンクのさせ方も見事で、中盤から恋愛要素も入るなど幅広い展開で更に引き込まれていく
師弟関係の中で主人公の成長や、周りを取り巻く人たちの人情ものが魅力の作品なので、朝ドラを見るような安心感で楽しめる作品です。
作者が落語好き取材もきちんとしている為内幕物ながら自然で面白く飽きない。
落語の勉強にもなり、表現者の苦悩と喜びが胸に来ます。
全くの素人が落語に魅かれて新弟子となる所から始まる作品です。
なめこ寄席 なめこでわかる江戸落語
江戸落語の人気演目6作品をなめこが分かりやすく紹介する作品。
落語の内容はそのまま、登場人物が全員なめこなので落語初心者でも楽しく入り込める。ちょっと難しい落語の言葉も、なめこが落語の面白い差を伝えてくれる作品。
何故“なめこ”なのかは定かではないですが、とっきやすい作品になっています。
あとがき▼
以上で「おすすめの落語漫画」に関する記事を終わりにします。
物語の中に“落語”を組み込んでいる作品や、初心者にも分かりやすいウィットに富んだ作品まで5作品をご紹介しました。気になる作品があれば是非読んでみて下さい。