『高校球児ザワさん』というタイトルで、高校野球部唯一の女子部員・ザワさんのささやかだけど、かけがえのない日常を描いた作品。
日常物で、フェティッシュなネタを供給するこの作品の魅力ををご紹介します。
このページを読めば『高校球児ザワさん』あらすじや登場人物、作便の魅力を十分理解できる内容となっているので、是非最後までご覧ください。
圧倒的日常系フェチズム『高校球児ザワさん』のあらすじ
所属している女子の日常を淡々と描く『高校球児ザワさん』の設定やあらすじをご紹介します。
作品の概要や設定について
- ジャンル:日常
- 作者:三島衛里子
- 巻数:全12巻
この作品の特色は、語られるのは「ごくありふれた高校生の日常」そこが魅力
高校野球部を題材にしながらも、公式戦には一切出られない女性を主人公に描いており、メインは野球ではなく日常描写にある。
作者の日常の切り取り方が上手い構成の作品だと思います。
主要人物や描かれる内容は野球部やその関係者がメインで試合中の描写もあるが、各話は独立したエピソードで構成され、全体を通してのストーリーは基本的に存在しない形で進んでいきます。
『高校球児ザワさん』の登場人物たち(ネタバレ含む)
『高校球児ザワさん』は、ザワさんだけじゃなく、まわりの部員とか同期とかがまたいいキャラをしている、そんな彼らをご紹介します。
都澤 理紗
『高校球児ザワさん』の主人公、硬式野球部唯一の女子選手
一人称は「理紗」で、目上の人などに対しては「自分」
部員からは「ザワさん」「ザワ」などと呼ばれている。
野球部らしくどこかズボラなところがあったり、でも女子らしい一面もあったり、読んでいて何だか癖になるキャラ。
野球部員やその他の登場人物から見た都澤 理紗
この作品は基本的に〝ざわさん〟目線じゃなくて、周囲の人間の視点から〝ざわさん〟を見てるお話(他にも登場人物はいますがこれが重要)
他校の野球部員、バッティングセンターの従業員、部活の同級生、電車で向かいの席に座った芸大生、他校の女子マ、野球部の監督と、果ては通りすがりの人まで、周囲の視点を借りて、ただひたすらに「ザワさん」の魅力を描く。
同じ野球部の生徒に関しては、全員坊主頭なのに書き分けがとても上手いです。
その他のキャラクターについてはひとwikiを参照ください
『高校球児ザワさん』の見所3選(ネタバレあり)
ノスタルジックだったり、苦い青春だったり、切なかったり
『高校球児ザワさん』にはおすすめした見所がたくさんあります、その中でも注目すべきポイント厳選してご紹介します。
スポーツ女子にフェチ描写がいっぱい
高校野球部を題材にしながらも、マージャーではなく選手として、公式戦には一切出られない女性を主人公に描いた構成の作品はとても面白く新鮮。
競技そのものというよりはそのキャラを、表面的には若干のフェティシズムを込めて、描いている。競技メインでもなく、恋愛メインでもない、そこが良い。
男の作家なら下ネタに走りそうだが、熱血根ものとは一味違った切り口で、その青春や生活を丁寧に描写していて美しい。女性作家特有の視点なのかもしれない
基本1話完結で短編の集合
短編の集合で、10ページにも満たない短編が時系列もゆるくうらうらと続いていく
本当に少しずつ進んで行くだけで、出来事や登場人物の感情が鮮明に描かれてるわけじゃないけど、そういう漫画だから、間になにがあったのか
妄想を膨らませて自分で好きに楽しめるのも、この作品の大きな特徴の一つだと思う。
野球部あるあるがてんこ盛り
雰囲気や部活の描写もさることながら、男だけが基本の世界に女子が入ってきたときの、高校生男子の戸惑い、スケベ心、微妙な仲間意識の抱き方の雰囲気が絶妙
野球部でなかった人も楽しめる作品になっっていると思います。
高校球児ザワさん、結婚後の続編について
高校球児ザワさんの続編「なんしょんなら!!お義兄さん」
社会人からロッテ入りした控えの俊足系外野手主人公と元高校球児の嫁、そして高卒ドラ1ヤクルトローテP年俸1億8000万の嫁の兄の和やかな日常を描いた作品。
これまた可愛い作品です。
『高校球児ザワさん』を読んでいた方は是非読んでみて下さい。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
『高校球児ザワさん』をさせていただきました。一話が短くテンポ良く、サクサク読めるので日常・ボーイッシュ系好きな人は是非読んでみて下さい