当記事では『死人の声をきくがよい』のネタバレ・感想と見所紹介をしていきます。
死んだ幼馴染の幽霊と共に色んなで怪奇に巻き込まれる設定に、高橋葉介と押切蓮介を足して不条理ホラー感を高めたような、絵が美しくどこか懐かしい「本格」ホラー
ちょっとグロくて絵がとても綺麗でハーレム要素もありでも内容はホラー。
当記事では『死人の声をきくがよい』のあらすじや登場人物の紹介、見所を僕の感想を添えて紹介していきます。是非最後までお楽しみください。
作品情報▼
まずは作品のあらすじや概要について紹介していきます。
概要
- 作者:ひよどり祥子
- 掲載誌:チャンピオンRED
- 巻数:全12巻
あらすじ
生まれつき霊感のある高校生岸田純と、幼馴染の早川さんの霊が遭遇する怖い話。
幼馴染みの白川さんが行方不明の後亡くなり、岸田の窮地に霊として現れ、取り憑かれた霊感少年が行く先々で、悪霊や妖怪や殺人鬼や宇宙人やらに遭遇していく事になる…
『死人の声をきくがよい』の登場人物…
岸田 純
主人公の岸田純は死んだ人の姿が見える高校生。
霊感体質で、幼いころから霊が見えていたが霊との会話はできない
幼馴染の早川涼子ちゃんを筆頭とする沢山の女の子(生死、年齢を問わず)に囲まれながら幽霊や怪物と出逢っては逃げたり倒したりしていく。
早川 涼子
岸田の幼馴染で、黒いストレートの髪を長く伸ばし、セーラー服を着た女の子。
生前は笑ったりもしてたけど死後は割と無表情
事件に巻き込まれ死亡し現在は幽霊として主人公周辺に出没している
守りたかったこの笑顔、守れなかったこの笑顔
式野
岸田が通う学校の、郷土史研究会会長を務めるメガネをかけた女生徒。
見た目清楚な眼鏡おっぱい女子高生!でもクズ!クズなのに可愛い。クズ可愛い。
軽はずみに事件や怪異に首を突っ込み、普通なら主人公に助けられるようなピンチも主人公を犠牲に全部自力で生還するそんなキャラ
ゴースト
主人公に明確な恋愛感情見せてくるサイコパスキラー(殺人鬼)系ヒロイン
岸田を見た時に恋愛的な興奮で鼻血が出る(岸田との霊的な共感によって鼻血が出る)
『死人の声をきくがよい』見所3選(ネタバレ含む)
数ある見所から特に注目してほしいポイントを3つ紹介
しっかりと怖いホラー漫画
ちょっと頼りなげな霊感男子高校生と、その横に無言で寄り添う幼馴染の女の子の幽霊が怪奇事件に巻き込まれるという、文句もつけようもない現代ホラーのストーリー。
妖怪、お化けに幽霊、宇宙人やUMAといわゆる怪奇譚の詰め合わせで、ちゃんと怖いホラー漫画として骨格、ホラー以外にもSF、ギャグテイストに恋愛要素までどっさり詰め込んだ、様々なオカルト要素万歳の作品です。
綺麗なホラー絵
画力高くてキャラっクター(女の子・男の子)の絵はめっちゃ綺麗で可愛くて怖すぎるという事はないんだけど、話は完全ホラーだし、とことんグロい絵はグロいっていう。
メリハリが素晴らしい、なんとも不思議な感じのホラー漫画。
絵が綺麗で線は少女漫画っぽいのですが、ホラーの描き方は伊藤潤二イズムを感じる
題材には似つかないハーレム要素
この作品はホラー漫画にハーレムラブコメのエッセンスを盛り込む無謀な作品なので万人ウケする。ヒロインの早川さん(故人)を初め可愛い女の子が沢山出てくる。
しかし女の子は必ずしもオタクの願望を重詰め込んだキャラでは無い(クソ女も出てっくる)部分が他のハーレム漫画と一線を博している。
ハーレム漫画については下記記事を参照下さい▼
まとめ▼
ひ〜怖い〜って感じのホラーではなくて、若干グロめでオカルトの香りが強い
12巻で完結していて、めちゃくちゃ面白いし1話完結なのもポイント高い
怖いとか気持ち悪いとかあるにはあるんですけど、なんだか尾を引かないのでホラー苦手な方にもオススメできる漫画だと思います。
ホラー好きならきっと気に入ってくれるはず。是非読んでみてください。