今回紹介する漫画日常系に分類される漫画です。
特にたいした中身もなくただただ理想とする日常風景が描かれ続けるTHE娯楽と称するに値する紙束…というのが日常系漫画だと思いますが、当記事では様々な“形態”の日常系漫画をご紹介していきます。どれも面白い作品なので漫画探しの参考にして下さい。
- 田中くんはいつもけだるげ
- 阿波連さんははかれない
- 明日ちゃんのセーラー服
- ハヴ・ア・グレイト・サンデー
- 旦那が何を言っているかわからない件
- うちの息子はたぶんゲイ
- 殿様とトラ
- 聖☆おにいさん
- 少女週末旅行
- 新婚のいろはさん
- 湯神くんには友達がいない
- 新米姉妹のふたりごはん
- 1日外出録ハンチョウ
- 不登校の日常
- 男子高校生の日常
- 恋する小惑星(アステロイド)
- 姫様’拷問’の時間です
- 八雲さんは餌付けがしたい
- 世話やきキツネの仙狐さん
- よつばと
- 乙嫁語り
- ハクメイとミコチ
- からかい上手の高木さん
- 甘々と稲妻
- 亜人ちゃんは語りたい
- くまみこ
- それでも町は廻っている
- 月刊少女野崎くん
- となりの関くん
- スケッチブック
田中くんはいつもけだるげ
No. 1無気力系主人公
自他ともに認める無気力田中くんの学校生活(?)を描いた物語
いつもけだるげの主人公の田中くん
田中は無気力でぐうたらで適当なんだけど言い換えればおおらか
隙あらば寝てる。日々せわしなくしてるからこの脱力っぷりにはほんと癒された…
だらだらしてるだけの田中の周りにちゃんと人が集まってるのも凄い良い
阿波連さんははかれない
距離感をつかむのが苦手で人との距離が極端に測れない阿波連さんと、阿波連さんと仲良くなりたい仏頂面のライドウくんのお話。
小さくて物静か、でも少し変わった子。
色々と「はかれない」阿波連さんが小動物っぽくて可愛らしい。
ライドウが予想の斜め上の天然ボケの返しがギャグとしても秀逸。
無表情気味な二人のやり取りに癒される、ローテンションコメディです。
明日ちゃんのセーラー服
田舎の名門女子中学校に入った、明日(あけび)ちゃんが憧れのセーラー服を着て中学校生活を送る、中学生の女の子たちのキラキラでフワフワな日常を描いた物語
読んでいると思わず仏のような顔になってしまうような作品。
キラキラした青春がぎゅっと詰まってて女の子の滑らかな肢体が魅力的な作品
キャラの仕草や表情一つ一つが繊細でリアルで...よっぽどのド変態じゃなきゃこんなに魅力的に描けないと思う。その可愛さは筆舌に尽くしがたい
読んでて引き込まれる繊細な絵柄と躍動感のある超絶画力が目を見張る。
ハヴ・ア・グレイト・サンデー
「最高の休日」を過ごすべくゆる~く集まる男三人の日常物語。
余裕のある大人は相変わらずカッコいいし、贅沢な日曜日の雰囲気、丁寧な描写とテンポの良い会話がすごく素敵だし、なんて素敵な日常描写か。
買い物、ランニング、ビール、食事...何気ない休日も男3人いれば"最高の休日"
何気ない日常の中に、すっごく大切なものって実はたくさん詰まっていて、そういうことに気づいてないの、もったいないなって思うはず。
こういう休日を過ごせる大人になりたいな。
旦那が何を言っているかわからない件
重度のヲタの旦那を持つ奥様の苦労話…のようで結局イチャイチャリア充爆発しろ物語
ギャグのテンポもよく、1話1話が短くて見やすいコメディ漫画です。暇な時に丁度いい
うちの息子はたぶんゲイ
息子を温かく見守る母親目線の家族物語
夫は単身赴任で息子二人と三人暮ら、気になる事といえば「素直な息子が恐らくゲイであること」気づかないふりをして、干渉しすぎない。
「うちの息子はたぶんゲイ」程よい距離感を保ちながらも、お互いを尊重し寄り添いながら生きている、優しい家族の日常をほっこり描いた作品。
殿様とトラ
石高の低い武家、本多家の兄と荘十郎と猫たちの切ないけどほっこりしたお話。
江戸時代、兄夫婦に育てられた武家の次男と、彼に仕える?子猫のトラ
かわいくって、ちょっと切なくて、優しくて……とてもほっこりいい漫画
聖☆おにいさん
ブッタとイエスキリストの聖コンビが立川で生活する物語
短いショートストーリーを扉でつなぐというシンプルな作りだが、宗教をギャグアレンジするというインパクトは強烈で、ギャグセンスも秀逸。
2人の会話から飛び出すキリスト教・仏教に根差した小ネタの数々は、ちょっと知的でクスッと笑えるものばかりな日常系ユルユル漫画
結局大人になっても読み返したくなるのってこういう漫画だよな。
少女週末旅行
世界崩壊してるっぽい舞台をゆるい絵柄の少女達が旅行するだけの物語
“ある意味で日常系”と言われる作品、終末な世界で少女二人が旅をしてる。
タイトルまんま。すごい淡々としててテンションも低空で、独特な雰囲気維持して
未来も希望もないんだよな。なぜなら、もう終わってしまった世界での物語だから。
帯の「ほのぼのディストピア・ストーリー」がこの本を上手く表している気がする
普通に考えると厳しい状況だけど、何故かのんびり眺めていられる雰囲気が心地良い。
思った以上に何も起こらない不思議な漫画
新婚のいろはさん
新婚夫婦なんだけどちょっと変わった夫婦のお話。
田舎から都会に出てきた新婚夫婦の甘々な日常生活、二人の織り成すテンポの良いやり取りに飽きがこない、もっと評価されるべきと思う隠れた名作の日常4コマ。
湯神くんには友達がいない
転勤族でなかなか友達ができない女子高生・綿貫ちひろが、面倒臭い変わり者で、皆から敬遠されているが、ぼっちを選択する変人の湯神くんと、ぼっちを謳歌する物語。
湯神くんは完璧主義の実践的ぼっちで、毎日楽しく暮らしているのがカッコいい。
絵は丁寧でしっかり描かれてるし作風にも合う雰囲気、そして何より独自の哲学で行動し、孤独を微塵も感じさせない自由人“ぼっち”を肯定している作品。
変わり者にヒロインが振り回されるのはとなりの関くんっぽい?
新米姉妹のふたりごはん
親の再婚で突然姉妹になった二人が料理と食事で距離を近づけて行く物語。
最近流行りの料理ものですが、この作品は少し百合風味。
姉妹愛や幼馴染みの絆を超えた愛情描写が魅力的で、特別な料理、特別な関係。
女子高生の可愛い女の子に美味しそうなご飯、幸せそうな顔、料理であやりが一方の手をとり気遣いながら歩く速度で心の距離を詰めていく、感謝の気持ちがあったかい一作
食事と百合という最強の食べ合わせ。
1日外出録ハンチョウ
大槻班長が一日外出券を用いて遊ぶだけの物語に「卓越した遊び方」すなわち「贅沢」が織り込まれているカイジスピンオフ漫画
1話毎に物語の導入から話の展開からオチまでの流れが巧みすぎる。
海外旅行とか自己啓発とか壮大なことは言わず、底辺寄りの庶民が限りある1日をどう楽しむかを見せてくれるので、オッサン全開の庶民的メシの話が多くて笑えるw
孤独のグルメに匹敵するグルメ漫画かもしれない。
不登校の日常
不登校の高校2年生早乙女が、ゲーム漬けになりながらフリーダムに生きる物語
作者は不登校経験があるそうで、不登校あるあるが詰め込まれている。
特に「居留守」「担任来襲」「運動不足」「クラスメートに敬語」「曜日感覚がない」などなど、刺さる人には刺さる内容(・・?
見ないようにしているだけで実際にあるのもなので、こういう題材を、社会派漫画でなく"ギャグ漫画"というところに、社会の前進を感じます。
男子高校生の日常
男子高校生5人の高校生活を描いた物語。
くだらない日常生活で脱力系ギャグ要素が多くあり、笑える。
恋ありの青春て感じで、世の男子高校生みんながこんなにはじけてる訳ではないと思うけど納得してしまうバカバカしさは何故か(笑)
全7巻とコンパクトなのも大きな魅力
恋する小惑星(アステロイド)
高校の地学部を舞台に、小惑星を見つけたいという夢を持った主人公と、その周囲の地学系女子(ジオジョ)による青春物語。
幼い頃に一度あったことのある二人の女の子が高校で数年ぶりに再会し、「小惑星を見つける」という夢を叶えるために頑張る、色んなキラキラが詰まったストーリー
癒し系統の日常系漫画ですね
作画も素晴らしいことながら、間の取り方が上手く本当に癒される作品。
姫様’拷問’の時間です
国王軍騎士団長である国王の娘様が魔王軍に捕まり、王国の秘密を引き出すために魔王軍から拷問を受け続けるコメディ漫画。
拷問(笑)で囚われのちょろい姫様が重要な秘密を白状しまくる(深夜のラーメンや友人との家庭用対戦ゲームなど…)様々な誘惑に耐えようとする囚われの姫を描いている。
拷問する側の魔族や魔王も全員アホなのでひたすら空気感の優しい作品。
八雲さんは餌付けがしたい
未亡人(黒髪ロングメガネ巨乳28歳)が、隣に住む高校球児をお部屋に招いてご飯を食べさせる(エロそうに見えてエロくない)お話
男の夢をそのまま形にしたような漫画で、八雲さんがマジお姉さんでたまんない!
料理を旨そうに気持ちよくがっついて食べてくれる大和くんに、八雲さんだけじゃなくて、読者もパワーを貰えるグルメ日常漫画
なんか文面だけ見ると怪しい感じがしますが18禁ではないですよw
30代前半で世話好きな女性も大変魅力的
世話やきキツネの仙狐さん
疲れた社畜をただ甘やかしまくるのじゃロリ狐のお話
ラブコメではなく、ただひたすらけもみみ合法ロリが癒してくれる作品
疲れた労働者が、人ならざる者にお部屋で優しくされる…精神的にクル
癒しに特化した作品としては唯一無二、平和とはこのことだろうと思わせる
疲れる現代社会、一家に一仙狐さん
疲れて帰ったら甘やかしてくれる人がいるって最高に幸せな事だと実感する。
よつばと
主人公のよつばちゃんと、その周辺の人間たちのどこにでもある日常漫画
自由奔放、天真爛漫、純粋無垢な5歳児に振り回される
構成とギャグセンスが面白すぎて、地味な題材なのにすごく面白い
年を重ねたり、子育てを実際してる人が読むと見方が全然変わってくる。
会話が物語的に美化されず、リアルで共感できるところがこの作品の一番の魅力
日常が優しく描かれてい「日常系漫画」の中で一つの到達点に位置する作品。
乙嫁語り
19世紀の中央アジアのいろんなお嫁さんのお話
中央アジアが舞台のお話で文化や歴史がとても興味深く描かれている作品です。
中でもこの作品は画力が圧倒的で、民族衣装や刺繍、建物、料理、動物、どれも素晴らしいく、一つ一つの風景とか背景の力の入れ方が尋常じゃない。
画の緻密さは、今まで読んだ中でトップクラス、
日常漫画かと思いきや割とストーリー性があって、とにかく素敵な作品で感想記事でも取り上げている作品です。とりあえず1巻だけでも読んでみて下さい。
ハクメイとミコチ
体調9センチのいわゆる小人が暮らすマキナタの街での和やかな日常物語
小人なので勿論、昆虫や動物よりも小さい。
人間からみたら小さな虫達でも小人にとっては交通手段の一つだったり、小人の特異性を存分に活かした作品となっています。
子供向けの作品かと思いきや酒飲んでるし、大工の専門的な話など、登場人物の喫煙率が高く、シガレットだけでなくキセルやパイプを吸う描写など大人の漫画な点も魅力
一話完結なので余り時間が取れないという方にもオススメです。
しゃべる動物たちの生活を描く生活漫画です。
からかい上手の高木さん
からかうのが悪魔的に上手いヒロインの高木さんと、毎日からかわれる西片くんのお話
タイトル通りの単純な設定だが、何気無い日常での小さな戦いと2人のやり取りがとにかく微笑ましく、観てるこっちまで恥ずかしくなるニヤニヤコメディ。
失われてしまったかげかえのない青春を取り戻してくれる漫画
この作品は、死んだ魚の目をしたゴミみたいな社会で、機械のように生きるだけに成り下がったヲタに翼を授けたのである。
甘々と稲妻
シングルファザーの高校教師がその娘の為に、教え子の女の子との料理に奮闘する漫画
ひょんな事から一緒に「手作りご飯」を作る間柄になり、親交を深めていく2人と娘。
先生として、生徒として。父親として、娘として成長していくホームコメディ
一話ごとにそれぞれが成長していく。料理漫画だけどこれは人間ドラマでもあるんだ。
そえぞれの登場人物の時間があり、それぞれの場でのドラマがあり、何より話が進むにつれ、娘のつむぎの成長端々から感じ取ることができるので、人間ドラマとして秀逸。
家族愛にほのぼのするし、節々でちょっと泣く(笑)
亜人ちゃんは語りたい
亜人(デミ)という特殊な体質を持った生徒と、それと向き合う先生が織りなす、面白おかしくも心温まる物語
人種差別や障害者差別などのオルタナティブ表現での物語づくりをしている
骨格は、ゆるふわ学園コメディなんだけど、「お互いの違いを認め合って如何に共存して生きてゆくか」ということをコメディチックに描いている実はとても深い作品
精神的に成熟した大人の高橋先生がとても魅力的
亜人ちゃんに対する興味は沢山あるけど、生徒と亜人ちゃん分け隔てなく接していて個人の悩みに一緒に悩んで寄り添って解決に導いてくれる。
大人としての魅力が発揮されていて、大人としてとても考えさせられる。
みんな違ってみんな良い。亜人の女の子とコミュニケーション
くまみこ
田舎の村で巫女として仕える中学生(都会に出たい)と、山の神の遣いである熊の物語
東北地方の山奥の村を舞台に、村人から神様と崇められているクマさんと、クマさんを祀る神社の、いなかっぺ女子中学生巫女さんのほのぼの日常を描いたスローライフ漫画
落ち着くというか安心できるというか、癒されます
それでも町は廻っている
常ほのぼの、たまにSF (すこしふしぎ)なメイド喫茶(?)のお話。
大量の伏線が仕込まれている漫画として有名で、時系列がバラバラに掲載されているのでそこらへんの仕掛けも意識して読むと更に面白い
終盤に向かうにつれ、色々な風呂敷を丁寧に畳んでいく感じで終焉に向かう。
そしてまた1巻から読み返したくなる。そうするとまた新しい仕掛けや発見がある
そんなアイデアや楽しさに溢れた神漫画。
日常ギャグ、ミステリー、ホラー、SF(すこしふしぎ)など色んなジャンルをかき廻した内容で、老若男女を問わずおすすめできる作品となっています。
月刊少女野崎くん
少女漫画家に恋してしまった主人公の少女を中心に、彼らとその周囲を取り巻く人々の騒がしくも楽しい日常を描いた物語
男子高校生でありながら少女漫画家
それ以外はごく普通の高校生達の物語なはずなのに
しっかりズレている悪意のないキャラと、笑えるシュールな日常が魅力のギャグ四コマ
となりの関くん
となりの席の関くんが授業中に様々な内職をしていてヒロインがハラハラする物語
物語はシンプル、となりの席の関くんはなにも喋らず、ひたすら何かしらで遊んでいるのをとなりの席の女の子が観察してる内容。
基本的に横井さんのモノローグで会話が進んでいくが、内職の内容(一人遊びのスケールの大きさ)や熱中する関くんの表示が飽きさせない。まじ癒される。
また違う気持ちにさせてくれるギャグ漫画、作品のコンセプト同様暇つぶしに最適
スケッチブック
無口でマイペースな主人公が、所属する美術部の日常を変わった視点から描いた物語
福岡にある高校の美術部を舞台に無口な主人公の日常。それと時々猫
どこにでもある風景。いつか見た景色。のんびりゆるやかな学生の時間が流れる
自然や美術のネタが多めですが、終盤は雑学ネタが中心
なんでもない日常のなかにある楽しさや笑いを思い出させてくれるような漫画です
まったりほのぼの、最新刊に行くほど美術部やってないw
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まとめ▼
いかがでしょうか?以上で日常系マンガのご紹介を終わります。
今回は「何気ない日常」をテーマにした作品を中心に紹介してみました、静かな夜や疲れた休日に何気なく読める一冊を皆さんも是非見つけてみて下さい。