感想/見所紹介「キャットルーキー」近鉄バッファローズをモデルにしたプロ野球漫画。

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近鉄をモデルにした球団が主人公のプロ野球漫画『キャットルーキー』あらすじ/感想・見所

1993年から2003年まで10年間連載競れていた知る人ぞ知る野球漫画「キャットルーキー」雑誌の方針転換で打ち切られた不遇の名作ですが未だにファンの多い作品です。

今は亡き近鉄バッファローズをモデルにしたこの漫画には当時の実在の選手が多数登場するので昔のパリーグが好きな人におすすめの漫画です。

この記事を読めば「キャットルーキー」のあらすじやっ魅力を十分理解できる内容となっているので是非最後までご覧ください。

 

 

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モデルは近鉄『キャットルーキー』のあらすじ

まずは『キャットルーキー』の設定やあらすじ・概要について紹介していきます。

 

作品の概要について

  • ジャンル:野球漫画
  • 作者:丹羽啓介
  • 掲載誌:少年サンデー超(スーパー)
  • 巻数:全26巻
あらすじ

大和トム・キャッツのドラフト1位ルーキー雄根小太郎は、剛速球を投げる実力がありながら極度の気分屋という性格が災いして勝星を上げることができないでいた。

不調の原因は、想いを寄せる女子アナ・仲井穂積と高校時代からのライバル・清本天馬の熱愛報道。

プロ野球パ・リーグを舞台とした野球漫画、全三部作でその年入団してくるルーキーが主人公、限られた戦力中優勝を狙うためにルーキー達が奮闘する内容です。

 

『キャットルーキー』の見所3選(ネタバレ含む)

野球ファンには絶対読んで欲しい「キャットルーキー」主人公はタイトル通り(猫球団の)ルーキー。トンデモ要素の少ない、キャラの魅力とゲームの駆け引きが見所の良作です。

ここではおすすめの見所を厳選してご紹介します。魅力的な登場人物が多数登場します。そんな彼らをご紹介します。

 

昔の近鉄/パリーグ

80-90年代のプロ野球、特にパリーグ好きにはぜひ読んでもらいたい!

西武黄金時代の投手陣、近鉄末期の男気溢れる内野陣、当時頭角したばかりのイチロー、元祖日本記録保持者伊良部、ダイエーホークスが強くなる前の時代、今では考えられないぐらい弱かった日本ハム....、大沢監督など役者が各チームにいた時代。

作中にとにかく1990年代前半の古き良きパリーグの持ってる独特の男々した匂いがちゃんとあるマイナーだけど最高な野球漫画です。

作中杖近鉄球団正目悦を防ぐ為の描写があるが、現実は上手くいかなかった

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(出典:キャットルーキー)

パリーグ好きなら絶対面白い漫画だったのに、増刊少年サンデーというマイナー雑誌の連載のため認知度が低かった、そのうえ「90年代前半のパリーグが舞台の漫画」、「絵柄がコロコロコミックばりの児童向け」なのにさらに「ストーリーは本格的プロ野球漫画」なうえ「魔球まで出てくる」という最高のミスマッチ(笑)

 

シーズンが変わる度に主人公が代わる魅力

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(出典:キャットルーキー)
  • 初代は大和トム・キャッツのルーキー気分次第で球速が変化(なんと120台〜164km/h!)する剛腕トルネード投法のノーコン熱血投手。
  • 二代目(一番長期)は驚異的な集中力で長打量産するテスト入団の165cmガチャピン目二塁手。
  • 三代目は頭脳派で江戸っ子な捕手と柔軟な身体で魔球の素養があるクール系投手のバッテリー。

少年漫画では珍しいプロのペナントレースを舞台にした漫画で、その年のレースが終わると新しいルーキーが主人公となり、以前の主人公は頼もしい先輩になるっていう続編システムを先取りした作品でもある

第二部の四方編は同期のルーキー達も魅力的で神がかり的な面白さです。第三部はドラフト上位指名されたキャッチャーが、入団の条件として無名のピッチャーを自分の契約金で買います。

第1部から第3部まで通して読んでも矛盾などもなく一気に読める

 

まとめ 

最後までご覧いただきありがとうございます。『キャットルーキー』を紹介しました。

ドマイナーな雑誌に連載されてたので、知名度はかなり低いですが、甲子園を目指す高校野球が大半な野球漫画で珍しくプロ野球が舞台で、個人的には野球漫画でトップクラスに面白いです。野球シーンも、それ以外のシーンも楽しいだけじゃなく熱さもあります。興味があれば読んでみて下さい。 題材に魅力を感じれば表紙買いOKです。

 

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