ドロドロ系のラブコメ漫画『ひとつばな』あらすじ/見所について
恋愛ものなのですが、とても衝撃的な展開。恋の闇を描かれたコミックとして話題になった「ひとつばな」、初恋の先輩をどうしても手に入れたい主人公、歪んだ愛情の蕾を膨らませる恋模様を描いたこの作品を紹介していきます。
この記事を読めば「ひとつばな」のあらすじや登場人物・見所を十分理解できる内容となっているので、是非最後までご覧ください。
『ひとつばな』のあらすじ
まずは『ひとつばな』の設定やあらすじ・概要について紹介していきます。
作品のと大まかなあらすじについて
- ジャンル ミステリー/サスペンス
- 作者 ミナミ
- 掲載誌 サンデーうぇぶり
- 巻数 全7巻完結
あらすじ
甘かった初恋は姿を変える。
それは愛情か執着か・・・愛憎×逆走×恋物語!
密かに憧れていた先輩との初恋。実らなくてもそれは甘くて酸っぱい思い出になる、はずだった。「どうしてもあなたを手に入れたい。」歪んだ愛情は少年の心に黒々とした蕾を膨らませてゆく。
淡く抱いていた恋心は、やがて異質なものへと変容し・・・愛憎に翻弄される少年と少女の行き着く先は…
地味な主人公が先輩と恋人になるんだけど、卒業式の日に浮気されていたことを知り、高校生になってから、イケメンになった主人公が先輩に復讐していく恋愛漫画、一言で言うとメンヘラのお話です。
『ひとつばな』の見所3選(ネタバレ含む)
ドロドロとした人間模様、主人公の闇落ち感が面白い本作「ひとつばな」には魅力的な見所が沢山あるので厳選して紹介します。
『ひとつばな』はここが魅力
主人公が狂ってゆく様が面白い
主人公の男が純粋な気持ちをことごとく粉砕された復讐に「好きな年上のヒロインを振り向かせて同じめにあわす」という思惑がある、〔即ち、「彼女に告白させてから振る」というものだけど、ヒロインが更に上回るようなゲスさで泥沼化していく。
この漫画は、初恋をこじらせてヤンデレに変わっていく主人公と、そんな主人公をキープしたいヒロインを中心とした所謂ドロドロ系のお話ですが、ゲスい男を主役にした漫画は多々あれどヒロインがそれ以上ゲスくてしかも主役は真っ直ぐゆえにゲス恋愛に走っていき狂っていき、色んな登場人物が交差していく展開が面白い。
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登場人物が全員真っ黒
ゲスい男を主役にした漫画だが、ヒロインがそれ以上ゲスい
主人公が壊れていき、周りもどんどん壊れていく 激情を抱えつつも悪くなりきれない主人公、黒さの底が見えない先輩、モノローグやら心理描写の画面演出やらがとにかく稚拙。
各キャラのモノローグや心理描写がとても綺麗で相手に対する対応が酷く、物語がどう転がるのか判らないのも魅力。登場人物がどんどん繋がっていく展開も秀逸で面白い
歪んだ愛情、ドロドロした人間関係
初恋に絶望して下衆に落ちていく男、闇深い女恋愛、憎悪、葛藤、人間関係、ドロドロぐちゃぐちゃなのに面白い、他人物の描写も丁寧で、先の展開にワクワクでき、ちらちら主役のほんとはいい人が見え隠れするのもなんだか心がチクッてして良い塩梅になっている。
ドロドロとした人間模様、主人公の闇落ち感が面白い。
主人公、ヒロイン、サブヒロインまで全員クズだし導入は地獄だし執着心を題材にした恋愛漫画なので常に胸糞展開なんだけど読んでて終盤の展開は割と王道なのですごくスッキリする展開もある。
クズの本懐が好きな人には是非「ひとつばな」を読んでほしいです
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ネタバレあり↓
『ひとつばな』最終回ネタバレ
回りをも傷つける嫌らしい攻防を続けてきた物語なのに、鬱的な暗さにもならずそんなところも不思議な雰囲気の漫画だった。朱石先輩の感情が最終巻で描かれて彼女の気持ちがやっとわかります…
3巻あたりが特に読んでるの辛いけど、あれがあってこその7巻がある気がする…途中ゲスい主人公だった明斗くんですが最後はしっかり主人公、最終話はとても気持ちのいいハッピーエンドでした!!ミナミ先生お疲れ様でした!
次回作も期待しています、ありがとうございました
所感
最後までご覧いただきありがとうございます。『ひとつばな』を紹介しました。クズの本懐より凄い、好意を利用して依存したりさせたりって感じの恋愛漫画が好きな人にオススメです。